シェアハウスは大型の一戸建て(5LDKや6LDKなど)を転用して一つ屋根に他人が同居する形でマーケット主導で生まれてきた。大家側のメリットとしては、風呂・トイレ・キッチンが共同でありながら部屋単位で家賃収入を受け取ることができ、アパートほどの設備投資が不要となる。一方で他人が同居することによるトラブルを回避するため運営業者による管理が極めて大切となる。管理内容により家賃の10%~20%ほどを運営業者に支払うケースが多い。ルール作りをしっかり決めて管理をしておかなければトラブルになりかねないため、運営業者の業務内容をしっかりと見極める必要がある。近年は「安・近・狭」のタイプと対照的に「誰とどういう時間を過ごすことができどのような価値観を共有できるか」という「コンセプト型シェアハウス」が生まれてきており(起業家、アニメーション作家、サーフィン、ダイエット、ペット、ゲーマー、海外留学生など様々)、一緒に住まう人たちとの交流を楽しむことを前提として相応の家賃を収受できるケースがあり、稼働率も比較的高くなっている。